ドライブマイカーのロケ地マップ(北海道や東広島)どこか確認!

今、話題になっている映画「ドライブ・マイ・カー」。

2022年度のさまざまな授賞式に名が挙がっており、メディアでも取り上げられることが多くなっています。

内容やキャストも当然なのですが、それ以外に話題となっているのがロケ地です。

映画内で登場する赤いスポーツカーがどこを走ったの?と注目されたことからロードマップも作られたほど。

そこで今回は

  • 【ドライブマイカー】あらすじ&キャスト
  • 【ドライブマイカー】ロケ地マップ
  • 【ドライブマイカー】北海道に幻のロケ地があった!?

についてまとめました。

【ドライブマイカー】を知りたい!ロケ地やキャストが気になる!

ドライブマイカー
出典元:ヤフー

映画「ドライブマイカー」は2021年、第74回カンヌ国際映画祭で日本映画としては初となる脚本賞を受賞したのを始め、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の独立賞も受賞し、4冠獲得の偉業を果たした注目の一作です。

さらには最高の栄誉とされるアカデミー賞の最も重要とされる作品賞をはじめ4つの部門にもノミネートされるなど間違いなく今年度の話題作となること間違いなしではないでしょうか。

そんな「ドライブマイカー」の内容やキャストについてまずはご紹介していきます。

【ドライブマイカー】ってどんな映画?

原作は「ノルウェイの森」など誰もが知る超有名作家・村上春樹さんで彼の「女のいない男たち」と出汁いて文藝春秋で連作された、短編小説の一作目の話です。

ノルウェイの森
出店元:Amazon

内容は脚本家である妻の音(霧島れいか)と幸せな日々を過ごしていた舞台俳優兼演出家の家福悠介(西島秀俊)ですが、妻はある秘密を残してまま突然なくなってしまいました。

2年後、悠介はある演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島へ向かいます。

紹介された、口数少ない専属ドライバーの渡利みさき(三浦透子)と時間を共有するうちに悠介は、それまで目を向けようとしなかったあることに気づかされることに。

主人公である悠介が自分自身を見つめ直す姿を描いた作品となっています。

【ドライブマイカー】のキャストは?

「ドライブマイカー」のキャストはベテランから若手までが勢ぞろい!

早速、どんなキャストがいるのか見ていきましょう。

西島秀俊:家福悠介

西島秀俊
出典元:クランクイン

主人公を演じるのはドラマや映画で大活躍中の西島秀俊さんです。

悠介は妻である音を突然亡くしてしまう俳優兼演出家で、ある日接触事故を起こし運転できなくなってしまうことに。

そこで運転手として渡利みさきを雇ったことで、過去とある出来事と向き合っていくことになります。

悲しみや絶望を西島秀俊さんがどう表現してくれるのか楽しみですね。

三浦透子:渡利みさき

主人公の悠介の運転手をするのが渡利みさき役を演じるのが三浦透子さんです。

今回の映画で初めて見た方もいるかもしれませんが、三浦透子さんは歌手や女優として活躍しており映画「天気の子」の主題歌にも参加していました。

三浦透子
出典元:Youtube

また、2019年には紅白歌合戦にも出場していましたね。

女優としては「悪の経典」や「鈴木先生」の生徒役で出演してから、現在もいろんな作品に出演しています。

この映画では、秘密を抱えた主人公の専属ドライバー役を務めているのですが、今までおとなしい役のイメージがあったので影がある部分は彼女にぴったりなのではないでしょうか。

岡田将生:高槻耕史

高槻耕史役を演じるのは若手俳優としてドラマや映画で活躍している岡田将生さんです。

映画内では、主人公の亡くなった妻の不倫相手で、なぜか主人公と友達になるという役どころとなっています。

どんなキャラクターかは分かりませんが、岡田将生さんが今までに演じたことが役なので楽しみにしているファンも多いのではないでしょうか。

霧島れいか:家福音

主人公・家福悠介の妻である家福音を演じるのが名バイプレイヤーとして活躍している霧島れいかさんです。

映画内では亡くなってしまう主人公の妻を演じていますが、不倫もしてさらにどんな秘密を持っていたのか、美しい中にも影がある役なのでピッタリではないでしょうか。

【ドライブマイカー】のロケ地マップまとめ!

ドライブマイカー
出典元:ナタリー

「ドライブマイカー」のメインロケ地は広島です。

ここでは、どんなロケ地があるのかを調査していきましょう。

ロケ地①広島高速4号線

広島高速4号線
出典元:中国新聞

広島高速4号線は、約4キロの長いトンネルがあり、そのトンネルを走る間に三浦透子さん演じる寡黙なドライバー渡利みさきが西島秀俊さん演じる家福悠介に身の上話を打ち明ける大事なシーンで使われました。

トンネル出口で広がる街明かりは、2人の心が開けてきたことを暗示しているそうです。

ロケ地②安芸灘とびしま海道・来島海峡大橋

映画のPR画像が撮影されたのは、とびしま街道沿いで、詳しいロケ地は発表されていないのですが、監督が

車の窓から自然に海が見える。光の美しい運転シーンが撮れたらいい

と話してことから、この場所が選ばれたようです。

瀬戸内の海や島が随所に盛り込まれている美しい場所ですね。

ロケ地③御手洗エリア

御手洗エリア
出典元:Twitter

悠介が広島滞在中に宿泊する場所として登場するのが呉市にある御手洗エリアです。

瀬戸内海に浮かぶ大崎下町の港町で、江戸時代から天然の良港として栄え、明治・大正・昭和初期には多くの建造物が建てられました。

そのため、全国から観光客が多く訪れるスポットとなっています。

なお、後にご紹介しますが、悠介の宿泊した宿も御手洗エリアです。

ロケ地④広島国際会議場

広島国際会議場
出典元:Twitter

・施設名:広島国際会議場

・住所:広島市中区中島町1番5号

・電話番号:082-242-7777

広島で行われる芸術祭で披露される舞台「ワーニャおじさん」に出演する俳優を悠介がオーディションし、稽古場として使用されたのは広島国際会議場でした。

平和記念公園内の広島平和記念資料館のすぐ隣の会議場で、日頃からライブやコンサートのイベントや学会・シンポジウムが行われています。

ちなみにドライバーのみさきと初めて出会った場所が、この会議場の地下駐車場だったんです。

ロケ地⑤中工場・吉島釣り公園

中工場
出典元:ひろたび

・施設名:環境局中工場

・住所:広島県広島市中区南吉島1丁目5-1

・電話番号:082-249-8517

みさきのお気に入りの場所として登場するのが、実在するごみ処理施設である環境局中工場です。

設計は、世界的建築家の谷口吉生さんで、広島市内から伸びる吉島通りの終点で、瀬戸内海に面した場所にあります。

建物中央には「エコリアム」と呼ばれる貫通道路になっており、通りの起点である広島平和記念公園から瀬戸内海までを遮ることなく繋いでいるとのことです。

また中工場の裏にある吉島釣り公園でも撮影されていました。

吉島釣り公園
出典元:Twitter

夕日がきれいでとても素敵な場所ですね!

ロケ地⑥平和記念公園

・施設名:平和記念公園

・住所:広島県広島市中区中島町1丁目1-10

・電話番号:082-504-2390

舞台の野外稽古シーンが行われたのが平和記念公園です。

西島秀俊さんが真剣なまなざしで稽古をつける姿に注目!

柔らかい光が印象的なシーンとなりました。

ロケ地⑦旅館「閑月庵」

閑月庵新豊
出典元:閑月庵新豊

・施設名:閑月庵新豊

・住所:広島県呉市豊町御手洗313

・電話番号:050-7128-3003

セリフを覚えるための時間が必要だった悠介は、長時間のドライブが必要だったのですが、到着した滞在先の撮影場所となっているのが呉市豊町の旅館「閑月庵」でした。

昭和初期まで旅館として使われていた建物を宿とレストランとしてリニューアルした風情ある旅館です。

部屋から見える瀬戸内海の島々を眺めながらのんびり過ごせる旅館となっているので、近くに寄られた方はぜひ宿泊してみてはいかがでしょうか。

ロケ地⑧JMSアステールプラザ

JMSアステールプラザ
出典元:ひろたび

・施設名:JMSアステールプラザ

・所在地:広島県広島市中区加古町4-17

・電話番号:082-244-8000

悠介が手掛ける舞台のオーディションや台本読み合わせ、リハーサルシーンの撮影などに使用したのがJMSアステールプラザです。

ロケ地⑨土谷総合病院

出典元:アイトット

・施設名:土谷総合病院

・住所:広島県広島市中区中島町3-30

・電話番号:082-243-9191

赤のサーブ900や事務局の車両が街を走り抜けるシーンが多く登場するのですが、上空からの俯瞰撮影には土谷総合病院が使用されています。

ロケ地⑩グランドプリンスホテル広島

出典元:楽天トラベル

・施設名:グランドプリンスホテル広島

・住所:広島県広島市南区元宇品町23-1

・電話番号:082-256-1111

グランドプリンスホテル広島は、高槻耕史(岡田将生)が、宿泊しているホテルとして使用されました。

最上階のバー、スカイラウンジ「トップオブヒロシマ」は亡き妻・音(霧島れいか)について悠介と高槻が話すシーンの撮影場所となりました。

ロケ地⑪芸術文化ホールくらら

芸術文化ホールくらら
出典元:ヤマハ

・施設名:東広島芸術文化ホールくらら

・住所:広島県広島市西条栄町7番19号

・電話番号:082-426-5900

満員の劇場で行われた舞台公演の撮影には芸術文化ホールくららが使われました。

エキストラが500人程度募集されていたみたいですね!

幻のロケ地「北海道:本編カット」があった!

中頓別町
出典元:中頓別町HP

運転手である渡利みさきの故郷は原作で北海道の中頓別町とされていたのですが、単行本「女のいない男たち」に収録された際には「中頓別町」から架空の「上十二滝町」に変わっていました。

そして、今回の映画では「上十二滝村」という設定に。

原作のなかのみさきは、映画以上にヘビースモーカーという設定なのですが、車の中でタバコを吸った後、窓の外に捨てていました。

それを見た悠介は「たぶん中頓別町ではみんな普通にやっていることなのだろう」と心の中でつぶやくのですが、このことについて中頓別町の町会議員が「偏見と誤解が広がる」と抗議したのです。

それが新聞記事となりネットでも広がったことによって今回の映画では架空の村に設定変更したと言われていますね。

本当であれば中頓別町でロケが行われるはずだったそうなのですが、同じ北海道でも別の場所で行われたそうです。

そのため、中頓別町は幻のロケ地となったということになりますね。

【ドライブマイカー】ロケ地マップまとめ

今回は話題の映画「ドライブマイカー」のロケ地マップを調査してきました。

広島県を中心にロケが行われたということで、今、広島ではロケ地ブームになっているようです。

ロケ地巡りをしに来る方もいるということなので、広島県が今熱い!と言えるのではないでしょうか。

皆さんも広島へ寄る際にはぜひロケ地巡りいかがですか?