日生学園の現在の姿！過去に不祥事や卒業生情報！現在変化あり⁉️

三重県にある『日生学園』は、全寮制の中学校や高等学校を運営する法人として有名になったのですが、過去には暴力沙汰等で話題を呼び、たびたびニュースにもなっていましたね！

そんな日生学園ですが、現在はガラッと全てが変わり、過去の面影はどこへやら…状態になっているそうです！

そこで今回は、

についてまとめました。

日生学園の現在と過去のギャップがヤバい！

過去の日生学園は、とにかくスパルタで有名で、逃げ出す生徒がほとんどだった印象で、SNS上では収容所や刑務所のような場所とも言われていました。

そんな日生学園ですが、現在はガラッと変わりギャップがヤバいと言われています。

そこで過去がどれだけヤバかったのかまとめました。

日生学園の現在と過去のギャップ①とにかくスパルタ教育

日生学園の生みの親と言われている長田強氏は教育理念に、

を掲げていました。

軍国主義を彷彿させる徹底した統制を以て私欲を捨て去り公に尽くすという考え方が浸透していたそうです。

そのため、上下関係は絶対で誰かがミスをすると連帯責任は当たり前、コンクリートの上で10時間正座などが普通でした。

上下関係や連帯責任は今でも珍しくないですが、コンクリート上で10時間は今の時代には考えられませんね…

とにかく、基本先輩の命令に対しては絶対服従で、先輩・教師からの体罰も日常茶飯事だったそうです。

他にも、スパルタ教育と言える内容は、

など…

何ごとも全力で一生懸命に取り組むことが学園の信念だったため、当然しっかりやらない生徒は先生や先輩から容赦ない指導を受けることになります。

そこまでのスパル教育だったため、当時の東海・関西圏で親が悪いことをした子供を叱る際に、

というのが定番になるほどでした。

実際に、家庭では手に負えない子供を日生学園に入学させた家庭も数多く存在しており、ある意味更生施設と言っても過言ではないかもしれませんね…

日生学園の現在と過去のギャップ②鬼スケジュール！1日にやること

日生学園のスパルタ教育も有名ですが、1日にやる鬼スケジュールもまた有名なものでした…

朝4時起床

　↓

点呼、洗顔、着替え、清掃を兼ねた心行(雑巾を持って足を大きく広げた状態で一心不乱に大声を張り上げながら床を磨く)を各部屋で10分、その後各階でも10分程度行い、全校生徒全員が道場(体育館)に集まり約1時間心行する

↓

帰寮時に点呼、寮に帰っても点呼、汗を拭いて制服に着替える、集団登校、食堂前に集まる

↓

国旗、校旗掲揚。

食堂に入って朝食、校歌を歌う。

↓

授業は午前4時間、昼食、午後1時間の計5時間

↓

放課後

集団下校、点呼、ジャージに着替え清掃を兼ねた心行。

集団マラソン(約6キロ)

帰寮、点呼、自習、階ごとに順番に風呂、食堂前に集まり国旗・校旗降納、夕食、何かしらの歌を歌う。

帰寮、点呼、自習、間食として牛乳をアンパン等のパンが出る、自習、消灯。

自由時間はなし。

授業の休み時間、食事中含め24時間私語禁止。

さらに新聞、TV、雑誌、ラジオ、一切の娯楽禁止。

そして、日曜日のスケジュールと寮生活は以下の通りです。

朝7時起床

点呼、洗顔、清掃を兼ねた心行を15分程度

全員食堂に集まり朝食、校歌などを歌う、帰寮、自習、昼食

自習中に短い昼寝をしてOK

自習、夕食、自習、間食のパン、自習、消灯

自由時間はなし

日曜日は比較的、ゆっくり過ごせるかと思いますが、平日のスケジュールは鬼のようなハードスケジュールですね…

寮生活では1部屋最高で48人まで入り、一つの階に部屋は4部屋。

1年生から3年生まで一緒なので下級生はとても気を使わなければなりません。

3度の食事や間食は先輩が口をつけるまでは下級生は食べ始めることはできず、洗濯物は当然1年生がたたんで衣装ケースに収納、布団も1年生がたたみ1年生は湯舟につかることはできません。

日生学園の現在！過去に事件や不祥事で生まれ変わった？

現在にはないスパルタ教育で有名だった日生学園ですが、それが原因で過去には事件や不祥事が多く多発していました。

その内容について詳しく紹介していきます。

過去の事件や不祥事①いじめ・暴力事件や自○があった！

厳しすぎるスパルタ指導に我慢ができず、脱走を試みるたくさんいたと言われています。

しかし、脱走をはかると収容所のようにベルがなり、最終的には教師に見つかり、体罰を受けるとのこと。

さらに、生徒間の厳しい上下関係から、後輩が先輩に殴られたりすることも日常茶飯事。

その暴力は行き過ぎたものが多く、中には骨折してしまったり、殴られたことで意識不明になってしまう生徒もいたのです

娯楽がない寮生活の中で、いじめが楽しみになっている生徒や教師もいたそうで、皆が過酷な環境の中で生きていくために、ストレスを暴力で発散させていたと考えられます。

また、自〇者が出ることや不自然な死亡事故が度々起こるなどもしていたといいます。

特に有名なのが、夜中に食堂に忍び込んだ生徒が、食堂の出入り口に設置されていたシャッターに首を挟まれ圧死した事件ですね。

このように亡くなる生徒も出ていた中でも、当時の時代背景から大事にはならず見過ごされており、学校側も改善しようとしませんでした。

自〇してしまった生徒は、厳しい校則や体罰に耐えられなくなり、死亡事故に関しては上級生の行き過ぎた暴力が原因だったと言われています。

教師の生徒に対する体罰も、死亡事故になりそうな出来事もあったそうです。

過去の事件や不祥事②国勢調査に発展！

生徒の不審死や自〇が多発したことで、1985年それに耐えられなくなったと思われる教師が内部告発をします。

これにより、一気に世間の話題になった日生学園に対し国会議員が動きだし、国勢調査が行われることに。

さらに、三重県が行政指導もするようになったのです。

この調査の結果、明るみになった内容は以下の通り。

など…

それからは暴力を取り除き、徐々に緩やかな指導になり現在の校則に変わっていったと言われています。

その内部告発がなければ、現在でもスパルタ教育やいじめ、暴力が続いたいたかもしれないと思うと怖いですね…

過去の事件や不祥事③カンニング

伝説とも言えるような逸話になりますが、テストで生徒間でのカンニングが黙認されていたと言います。

理由は、生徒が悪い点数を取ると、教師からの厳しい叱責にあうためです。

その厳しい叱責とは、教頭が怒りを爆発させるとベルトを引き抜き、金属製のバックルを頭めがけて叩きつけるそうで、出血しているにも関わらずハンカチなどで押さえることも許されなかったといいます。

これは生徒や教師両方にもされていたと言われています。

実は、教師らも普段から教頭よりスパルタ指導を受けていたようで、生徒のカンニングを正すよりも教頭を恐れていたというのが伺えますね。

日生学園に関する世間の声

では、日生学園に関する世間の声を聞いてみましょう。

現在でもいじめのようなものはあると言っている方もいますが、昔ほどスパルタではなくなったようですね…

『日生で良かった』と言っている方もいるようなので、変わったのは事実なのでしょうね。

日生学園の卒業生の現在の職業は？

これまでに多くの生徒が在籍していた日生学園。

印象は問題児ばかりが集まる学校という感じですが、著名人も多く通っていたことでも知られています。

など、有名人揃いですね！

日生学園はスパルタだっただけではなく、野球部やサッカー部などが強豪であることでも知られていたため、プロ野球選手やサッカー選手を輩出していたようです。

芸能界の重鎮！浜田雅功、今田耕司

日生学園の卒業生として有名なのがダウンタウンの浜田雅功さんです。

浜田雅功さんが日生学園に入学した理由は、友達の家のドアをノコギリで切ったからだったそう。

中学2年生の頃から相方の松本人志さんと不良行為をしており、当時の中学校の先生が、

と言われ、日生学園を勧めてきたと言われています。

こうして、日生学園に入学した浜田雅功さんはスパルタ教育に耐えられず、高校1年生の頃に脱走し成功。

そこで頼ったのが松本人志さんだったそうです。

現在、松本人志さんは世間を騒がせていますが、浜田雅功さんは松本人志さんが帰ってくるのを待っていると発言したことが話題になりましたが、絆の深さがわかりますね。

松本人志さんの疑惑がもし本当であっても、浜田雅功さんだけは信じているのではないでしょうか。

話は戻り、脱走後親と相談し、再び日生学園へ戻ります。

そして、高校3年生の時には『副学寮長』というポジションに就き卒業しました。

当時のことについて、浜田雅功さんははっきりと

と話しており、

と浜田雅功さんもきついスパルタ教育を受けていたことが伺えますね。

そんなきつい日々を乗り越えたからこそ、現在物怖じしない芸風が生まれたのかなと思います。

また、現在松本人志さん同様、疑惑がもたれている今田耕司さんも日生学園の生徒でした。

今田耕司さんも浜田雅功さんと同じく、高校1年生の秋に逃亡を図ったことがあるとのこと。

しかし、すぐに教師に見つかり母親の前で殴られたそう。

また、

など、今田耕司さんもスパルタ教育を受けていたことがわかります。

そして、1年生の冬休みの帰省を利用して、そのまま学校に戻らず中退したそうです。

その後、『清風高校定時制』に編入し、卒業しています。

そう思うと、浜田雅功さんが3年間通いきったことはすごいことなんだと思いますね！

日生学園は現在、生まれ変わっていた！

色んな過去があった日生学園ですが、現在はガラッと生まれ変わった学校になっています。

【日生学園】現在の名前

まず、2015年に学校名が変更になりました。

新学校名でもわかるように、日生学園付属中学校は日生学園第一高等学校に併設され、現在は中高一貫校になっています。

もともとの名前が全く残っていないので、イメージを180度変えたかったのでしょうね…

【日生学園】現在の校則、偏差値

過去の日生学園は偏差値39で、当時のレベルでは底辺だと言われていました。

そもそも素行不良で他の高校に行けなかった子供たちが集まるため、偏差値が低くなっていたと思われます。

そして現在の偏差値は、

と平均して40前後となっており、過去の日生学園と比較しても偏差値があがっていることがわかりますね！

しかし、コロナウイルスの影響で生徒数が減少し、現在自由ヶ丘高校は休校となっているそうです。

そして、現在は21世紀型グローバル教育を謳った全寮制高校に変革し、不登校経験者やヤンキーの受け皿として全国から進学する生徒が多いとのこと。

しかし、現在も当時の名残はあるようで月曜日から土曜日までは毎朝寮別のマラソンがあるようですが、ジョギング程度の軽いもので参加しない生徒もいます。

また、スパルタ時代から現在まで恋愛禁止の校則は続いているのですが、当時は退学処分の対象だったものが、現在はそこまでいかずとも厳重な処分程度のようです。

日生学園創業者である青田強氏の息子である青田進氏が2代目理事長を引き継いでているため、根本的な思想は変わっていません。

しかし、過去のスパルタ教育を考えるとずいぶんと緩和されたと言えるのではないでしょうか。

【日生学園】現在進学校になっていた！進学先は！？

偏差値はそこまで大きく変わっていないですが、現在の日生学園は進学校として知られています。

日生学園の特徴でもある全寮制のモデル校として、イギリスのイートン校を目標としており、学業にも力を入れているそうです。

そのため、現在では国立大学や早稲田大学など誰もが知る有名大学へ進学する生徒も輩出。

その他の進学先としては、

という国立大学や、

などの私立大学への進学先もあります。

全体の偏差値は変わらないものの進学率や成績レベルアップがされているのは確実だと言えるでしょう。

現在の日生学園に関する世間の声

ガラッと変わった現在の日生学園に関して世間からはどんな声が浮上しているのか、見てみましょう。

やはり過去の日生学園とは大きく変わっているようですね。

しかし、中には、いまだに『囚人生活』と思っている方も多く、合うか合わないかは個人差が大きいのかなと思いました。

日生学園の現在と過去のギャップがやばいまとめ

今回は、日生学園の現在と過去についてまとめてきました。

過去の日生学園はとんでもなくスパルタ教育で、事件や不祥事が日常茶飯事だったことを考えると、現在は偏差値は変わらないものの進学校となっており、かなりのギャップの違いに驚かされることも多いかもしれませんね！

校則については根本的に変わっていないということなのですが、寮生活の学校は比較的校則は厳しいことが多いため、そこまで気にせず寮生活を送っている方が多いと言えるでしょう。