「花は咲く」「創世のアクエリオン」「積水ハウスCM」など数々の作曲を手掛ける菅野よう子(かんのようこ)さん。2019年には天皇即位国民祭典で指揮を担当するなど菅野さんの曲に触れない日はないほどの活躍ぶりです。
実際、菅野さんの作曲した曲にはどんなものがあるのでしょうか?
調べてみると、知っている曲・フレーズばかり!受賞歴も含めてヤバイ人でした。その作曲数は1000曲以上!CMも大手企業ばかりこぞって依頼していることがわかりました。
今回はそんな菅野よう子さんの作曲された名曲を「歌謡曲」「CM曲」「アニソン」というテーマでご紹介します。
菅野よう子の名曲~歌謡曲編~
菅野さんはおニャン子クラブのコンサートでキーボードを担当されていたり、演奏でもアイドルや歌手と共演しています。有名なところで言うと、SMAP(解散後の草薙・香取・稲垣さんの新しい地図)の作編曲を手掛けています。
他にも井上陽水さんや布袋寅泰さん、今井美樹さんなど実力派歌手の編曲をしていたりと、幅広く音楽業界から求められている人だということがひしひしと伝わってきます。
今回はSMAPでも特に有名になった作編曲の2曲をご紹介します。
菅野よう子はSMAPの名曲「 not alone 〜幸せになろうよ〜 」の作編曲をしている
菅野さんはSMAPへの楽曲提供がキャリアの中でも多い方です。
ざっと上げるだけでも
- 2004年テレビドラマ『X’smap〜虎とライオンと五人の男〜』主題歌「Song of X’smap」
- 2005年「友だちへ〜Say What You Will〜」カップリング。
- 2008年アルバム『super.modern.artistic.performance』の「Jazz」
- 2011年「not alone 〜幸せになろうよ〜」。
- 2012年「さかさまの空」(連続テレビ小説『梅ちゃん先生』主題歌)
- 同年アルバム『GIFT of SMAP』内の「gift」「Theme of gift -prologue-」「Theme of gift -epilogue-」
「not alone 〜幸せになろうよ〜」のMVはこちら。メロディの際立つ印象的な曲ですね。
「Gift」も多くのファンが喜んだ1曲ですね。
・・・と上げ出したらきりがないですが、どの曲も時代を感じさせないメロディックな曲ばかりで、実力が際立っていますね。「天才」と言われるのもわかります。
菅野よう子の名曲~CM編~
菅野さんはCM曲も多数手がけていて、その数500本以上!
本人は1000本以上とも語っているそうですね。
代表的な企業だけでも、
コスモ石油、日本石油、シャープ、マイクロソフト、カシオ、日立製作所、富士通、富士ゼロックス、富士フイルム、キヤノン、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、ヤマハ発動機、日本IBM、アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリー、コカコーラ、資生堂、カネボウ、コーセー、UFJ銀行、森永製菓、明治製菓、グリコ、NTT DoCoMo、KDDI、JR東海、JR東日本、ユニクロ、Google、パナソニック、ペプシコーラ、JT、JTB、積水ハウス、ソニー
・・・と名だたる企業を総なめにしていますね。ドラマ・アニメなどの作曲もしながらよく時間があるな、と凡人レベルでは思ってしまいます。
ちまたでは「CM音楽の女王」なんて呼ばれているそうですね。
早速、長く大勢の人の耳に残る名曲たちをご紹介します。
「ココロも満タンに、コスモ石油」も菅野よう子作曲
コンビニで子供が歌っているのを聞いたことがあります。私もついつい口ずさみたくなる、ほっこりとした印象的なフレーズです。
積水ハウス「シャーウッド」CMも菅野よう子作曲
天海祐希さんが出演される積水ハウスの「シャーウッド」シリーズのCM。
印象的な“ほっこり声”は、ロシア出身の歌姫オリガ(ORIGA)さんだそうです。何度でも見れる素敵なCMでした。
東北応援ソング「花は咲く」も菅野よう子作曲
こちらは歌謡曲としてもいいかもしれませんが、東北震災応援ソングとして多くの学校や施設・団体で歌われた「花は咲くプロジェクト」この曲の作曲者もなんと菅野よう子さんだったのです!影響力があるだけでなく、社会貢献されている姿勢も素敵ですね。
その後も、サビの部分のみ編曲されて多くの会社で採用されたCMで使用しているので、そのフレーズが流れるたびに東北を思い出す、東北を忘れないでいられる人は多いのではないでしょうか。
菅野よう子の名曲~アニソン編~
さて、いよいよアニソンです。菅野よう子さんの名前をアニソンをきっかけに知った人も多いのではないでしょうか。アニメや映画、ドラマの音楽も多数提供している菅野さんですが、多くの賞を獲得しているものはアニソンが多いです。
菅野よう子の作曲した攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG 「rise」
こちらアニメ作品としても有名な攻殻機動隊、そのオープニングソング、エンディングソングはじめ作品中の音楽を数多く担当しているのが菅野さんです。
菅野さんは2003年から2013年の間に『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』という作品で「東京アニメアワード音楽賞」を5回も受賞しています!
テクノでスピード感のある音楽が作品の世界観とマッチして一気に引き込まれるオープニングで大好きです。
菅野よう子は名曲、マクロスF オープニング曲「ライオン」も作曲
この曲も、カラオケでよく聞く曲で超有名ですね!
オリコンチャートTOP5にランクインし、武道館ライブの先行予約には23万件の応募があったそうです。アニメを見る人なら一度は聞いたことがある曲なのではないでしょうか?
「生き残りたい
「ライオン」歌詞より
生き残りたい
まだ生きていたくなる」
この同じメロディが繰り返されるサビのフレーズは耳から離れませんね。
間違いなく名曲です。
菅野よう子は名曲、創世のアクエリオン オープニング「創世のアクエリオン」も作曲
また、菅野さんはロボットアニメの巨塔「創世のアクエリオン」のオープニングをはじめ作品中の音楽を手掛けています。
創世のアクエリオンはパチンコCMでもよく見かけていて、
「一万年と二千年前からア・イ・シ・テ・ル~!」
と歌っている人をカラオケでよく見かけました。
印象的な歌詞とメロディーなので皆で歌えるし盛り上がるしで
エンターテイメント性抜群の曲ですね。
2009年にJASRAC賞を受賞しています。
オマケ:残響のテロルのオープニングテーマ「Trigger」
これはあまり認知がないかもしれないのですが、個人的には名曲だと思っている「残響のテロル」のオープニングもご紹介しちゃいます。
テンポが変わったり不安定な曲調でもあるんですが、ともかくスピード感と、歌手の岡崎さんの印象的な歌い出しがアニメのテーマと絶妙にマッチした名曲です。
最後に
今後も多くの名曲を量産されるであろう菅野よう子さん。
これまでの名曲を独断と偏見でまとめさせていただきました!
今後の活躍がますます楽しみですね。