朝ドラ『べっぴんさん』でヒロインを務めるなど女優として活躍中の芳根京子さんは、まだ高校生だった2013年にドラマ『ラスト・シンデレラ』でデビューしました。
しかし、女優とデビューする前に芳根京子さんは難病『ギランバレー症候群』を患っていたそうなのです。
聞き慣れない病名ですが、一体どんな病気なのでしょうか?
また、どのような治療をして克服できるのかも気になります。
そこで今回は、
- 芳根京子さんのギランバレー症候群を患っていたことについて
- 克服できた理由や治療について
以上のことについて調べてまとめました!
芳根京子はギランバレー症候群だった?
芳根京子さんが『ギランバレー症候群』を患っていたのは、中学2年生の頃でした。
ギランバレー症候群は日本の特定疾患に指定されている難病です。
いわゆる『自己免疫疾患』の1つの病気で、通常なら自分の体を守ってくれる免疫が、なんらかの誤作動により自分の末梢神経を攻撃してしまうもの。
かかる人の割合は10万人に1~2人だそうで、風邪などの感染症をきっかけに発症する場合が多いそうです。
特に筋肉を動かす運動神経に障害がおこり、主な症状として以下のようなものが挙げられます。
- 手足に力が入らなくなる
- 顔面の麻痺
- 呼吸困難
最悪、死に至る可能性もあるとても怖い病気です。
中学2年生だと友達と遊んだりするだけでなく部活道など、やりたいことが多い時期ですよね。
しかし、手足の力が入らなくなるといった症状から、学校に行くのが困難だったようです。
辛いのはご両親も同じでした。
娘の病気完治を願い、無病息災のご利益のある 東京都杉並区にある『中瀬天祖神社』に毎日のようにお参りに行っていたそうです。
ギランバレー症候群どうやって分かるの?
ギランバレー症候群はどのようにして分かるのでしょうか?
問診から発症が疑われた場合、根拠を探すために以下のような検査をおこないます。
- 血液検査
- 髄液検査
- 神経伝導検査
- 筋電図検査
それぞれの検査数値を見て、患者が訴えている症状がギランバレー症候群であるかどうかを判断するのです。
難病を公表したのはいつ?
秋からの朝ドラ #べっぴんさん のヒロイン発表会見!芳根京子さん!頑張れ🍀 pic.twitter.com/EW3wzNFIwm
— ru〜🎵君と僕なら 何にも怖くないから (@1119Sekaowa) April 24, 2016
芳根京子さんは、2015年11月27日の自身のブログで難病にかかっていたことを告白していました。
この時病名は伏せられていましが、「中学の頃に難病になったことがあります」と打ち明けています。
それから、2016年4月6日におこなわれた朝ドラ『べっぴんさん』のヒロイン発表会見時で、ヒロインに抜擢された意気込みと共にギランバレー症候群であった事を公表しました。
芳根京子がギランバレー症候群という難病を克服できた理由は?
芳根京子さんは中学2年生の時にギランバレー症候群を患い、学校に行くのも困難なほど辛く、闘病期間は1年間だったといいます。
その後、病気は克服できたのでしょうか?
病気について2016年4月6日の朝ドラ『べっぴんさん』ヒロイン発表会見時に、ギランバレー症候群であったことを告白すると共に、「完治して支障はありません」と言っていました。
そして難病を経験したことによって、「命の大切さを実感したし、病を乗り越えたことで芯が強くなったと思う」とも言っています。
今も仕事でキツいと感じることもあると思いますが、過去の闘病していた時期に比べると乗り越えやすい壁のように思えるのかもしれませんね。
理由①:治療方法
芳根京子さんは、朝ドラ『べっぴんさん』のヒロイン発表会見時で「完治した」と言っています。
ではどういった治療をしたのでしょうか?
芳根京子さんいわく「難病と言われているけど、自然に治る病気」なんだそうです。
調べてみると、たしかに自然治癒で治る病気でした。
ですがそれは軽度の場合で、重度の場合は医療機関で治療を受けます。
医療機関では以下の治療をするそうです。
- 免疫グロブリン大量静注療法(主に取り入れられる治療法)
- 血液浄化療法
人によっては、人工呼吸器を装着したり嚥下が困難な人には経管を使用した食事法を用いたりして治療をおこないます。
たしかに大変な病気ですね。
理由②:楽しいことを探していた
芳根京子さんがギランバレー症症候群を克服したもう1つの理由はメンタルにあります。
病気になるとメンタルも弱ってしまうので、乗り越えるにはメンタル面のケアも重要ですよね。
芳根京子さんは2015年11月27日の自身のブログで、難病を患っていた時のことを告白しています。
なぜ告白したのかと言うと、芳根京子さんのファンが彼女に「大病を患っているが、笑顔になれる秘訣を教えてほしい」と質問したからでした。
質問に対して芳根京子さんは「実際にそうなる(病気になる)となかなか笑顔になるのは難しい」と伝えながらも、「気持ちに負けないように」以下のようなことを意識していたそうです。
- 毎日楽しいことを探していた
- 周りにいる人とおしゃべりしたりコミュニケーションをとったりしていた
- お笑いを見ていた
『笑うこと』はメンタルだけでなく健康にも良いと聞くので、実体験からくる具体的なアドバイスですね。
そして最後には「1人じゃないですからね。きっと大丈夫です。もう頑張ってると思うので頑張ってくださいって言葉は言いません。無理せず、自分のペースでいてくださいね」と応援の言葉をかけていました。
ファンの質問者さんは芳根京子さんの言葉に勇気が出たことでしょう。
脇の後遺症や再発の可能性はある?
難病指定されている『ギランバレー症候群』を完治させ克服した芳根京子さんですが、「脇に後遺症がある」という噂が世間で噂されました。
噂が流れたきっかけは、朝ドラ『べっぴんさん』で芳根京子さんがステップを踏んでいた時のこと。
どことなくぎこちない動きだったところから、視聴者から「病気の後遺症?」と心配されたのです。
ステップなので『足』だと思うのですが、『脇』にもなんらかの影響があったのでしょうか?
ギランバレー症候群の後遺症について調べてみたところ、足や脇などに後遺症が出るといったようなことはないそうです。
なので、この噂に関してはデマであることが分かりますね。
また、病気の再発についても気になりませんか?
こちらも調べてみると、再発の可能性は基本的にないとのこと。
1度完治すればその後心配がないので安心ですが、それまでに時間がかかる病気なので不安が重くのしかかる病気です。
芳根京子はギランバレー症候群?難病を克服できた理由まとめ
芳根京子さんが難病『ギランバレー症候群』を患っていたことについてご紹介しました。
ギランバレー症候群は、自己免疫疾患の1つで筋肉を動かす運動神経に障害が起こるという病気で、10万人に1~2人の確率でかかるのだとか。
この病気は軽度の場合なら自然に治るそうで、芳根京子さんは中学2年の頃にかかり1年間の闘病生活を経て完治したそうです。
闘病中マイナスな気持ちに負けないように、毎日楽しいことを探したり周囲の人とおしゃべりしたりする他に、お笑いを見たりすることを意識していたと言っていました。
後遺症や再発の心配もなく、今は元気に過ごしているという芳根京子さん。
これからも元気に笑顔で活躍して欲しいですね!