8歳からレスリングをはじめ、これまで数々の大会で優勝・メダルを獲得しまくっている女子レスリングの川井梨紗子選手。実は、父親・母親がレスリング選手の超サラブレットなんです。
調べてみると・・・
- 川井梨紗子さんは8歳からレスリングをはじめる
- 川井梨紗子さんの母親はレスリングを勧めなかったらしい
- 川井梨紗子さんの家族全員がレスリング選手
- 川井梨紗子さんのレスリングエピソードがすごい
など、インパクトのある話題がたくさんみつかりました!
この記事では川井梨紗子さんの家族情報やレスリングエピソードをわかりやすくご紹介していきます!
川井梨紗子の父親は元レスリング選手
右側にいる男性が、川井梨紗子さんの父親・川井孝人さんです。
川井梨紗子さんの父親・川井孝人さんは穏やかそうな印象を受けますが、なんと学生時代に全日本学生選手権でチャンピオンに輝いた事もある、元レスリング選手だったのです!全日本学生選手権だけでなく、その他の大会でも優秀な成績をおさめている事が分かりました。
1985年インターハイ65kg級・・・2位
1989年全日本学生選手権74kg級・・・1位
1989年全日本大学グレコローマン選手権74kg級・・・1位
2000年全国社会人オープン選手権97kg級・・・2位
階級を変えても1位2位に入賞出来るという事は、相当強いプレイヤーであった事が分かりますね!
川井梨紗子の父親は現在男子フリースタイルの監督も
現在、父親・川井孝人さんはレスリングに携わる仕事をされています。
- 石川県立金沢北陵高等学校のレスリング部監督
- 男子日本代表のフリースタイルの監督
現役の頃の経験や培った技術で、後進の育成に熱心に取り組んでいるようですよ!その結果、2019年アジア・カデット選手権では髙橋海大選手を金メダルに導きました。
監督としての才能も高い事が分かりますね。
川井梨紗子と父親のレスリングエピソード
元レスリング選手で現在監督業をなさっている父親・川井孝人さんと、その娘・川井梨紗子さんとの間にこんなレスリングのエピソードがあります。
川井梨紗子さんがレスリングを始めたのは、父親・川井孝人さんの何気ない一言からでした。小学2年生のある日、父親・川井孝人さんが川井梨紗子さんに「大会があるよ!やってみる?」「メダル欲しい?」と問いかけたところ、川井梨紗子さんは「やりたい!」と答えたそうなのです。
そして、ジャパンキッズレスリング大会に出場しましたが、残念ながら負けてしまいました。しかし、その時に感じた悔しさや涙から「強くなって勝ちたい!」という思いで、石川県にある金沢ジュニアレスリングクラブに入り、レスリングの道に進みます。
レスリングの練習は、時に川井梨紗子さんの心を折り、落ち込む事もありました。そんな時、父親の川井孝人さんは「何かあったのか」を察し、気分転換にコンビニに連れて行くなどフォローしたそうですよ。父親の大きな愛を感じますね。
川井梨紗子の母親も元レスリング選手
川井梨紗子さんの父親は元レスリング選手だという事が分かりましたが、実は母親の川井初江さんも元レスリング選手だったのです!まさにサラブレッドですね。
そして、母親の川井初江さんもまた、日本の女子レスリング界で輝かしい実績を残していました!
1987年全日本選手権53kg級・・・3位
1988年全日本選手権50kg級・・・1位
1989年全日本選手権53kg級・・・1位
1989年世界選手権53kg級・・・7位
1991年全日本選手権57kg級・・・2位
こんなにも素晴らしい実績ですが、その頃はまだ女子レスリングはオリンピックの正式種目ではありませんでした。正式種目として決まったのは、1992年のことです。
母親・川井初江さんはオリンピック出場を目指すのと同時に、女子レスリング界を引っ張っていたのですね!
川井梨紗子の母親の現在は?
元・女子レスリング選手だった母親・川井初江さんは、現役引退後川井孝人さんと結婚します。そして、川井梨紗子さんが小2から通う金沢ジュニアレスリングクラブでコーチをするようになるのです。
初江さんは川井が小2の時は練習の送迎をするだけだったが、所属していた金沢ジュニアの指導者が来られなくなったことにより自ら教えることに。
サンスポ
その時のコーチ達はさぞ、女子レスリング界を引っ張ってきた川井初江さんを頼もしく思ったでしょうね!ひょんな事からコーチをするようになりましたが、その時から金沢ジュニアレスリングクラブでの指導者としての第2の人生が始まり、川井梨紗子さんの指導もしました。
現在は辞められているようです。
川井梨紗子と母親のレスリングエピソードがすごい
川井梨紗子さんは、レスリングというスポーツを母親・川井初江さんから本格的に教え込まれます。しかし、その指導は相当厳しかったようです。それは、他の子も一緒に練習をしているので「贔屓している」と思われないように、徹底されたものでした。
- ママとは呼ばずに先生と呼ぶ
- 本人の意思に任せる
- 攻めるレスリング
- 食事のバランス管理
小学校低学年の子なら母親に甘えたい頃だと思いますが、試合で負けても普通ならお母さんに泣きつきたいところを禁止されていたので、出来なくて辛かったそうです。しかし、その奥にある母親の愛を知っていたからこそ、「レスリングで勝つため」に耐えられたのですね。
また、レスリング強豪校・至学館高校への進学を希望した時には、このように伝えています。
中途半端な気持ちで行くのはだめ。覚悟しなきゃいけないよ。
サンスポ
トップになるための過酷さを知っているからこその説得力のある言葉ですね。川井梨紗子さんはその言葉を聞いて覚悟が決まり、至学館高校に入学したのです。
川井梨紗子の姉妹もレスリング選手
川井梨紗子さんは3人姉妹の長女で、下に妹が2人います。次女・川井友香子さんと三女・川井優梨子さんです。
次女・川井友香子
奥にいるのが次女・川井友香子さんです。
次女・川井友香子さんは、川井梨紗子さんの3歳下で同じく女子レスリング選手です。幼い頃は、母親・川井初江さんの指導を姉と一緒に受けており、至学館高校と至学館大学にも進みました。
次女・友香子さんも姉に負けずと数々の実績を残しています!
2012年ジュニアクリーンズカップ(中学生の部)48㎏級・・・優勝
2014年世界カデット選手権60kg級・・・銅メダル
2018年Uー23世界選手権62kg級・・・金メダル
2018年世界選手権62kg級・・・銀メダル
2019年世界選手権62kg級・・・銅メダル
2021年の東京オリンピック選手にも選ばれていて、姉妹揃って出場します。楽しみですね!
三女・川井優梨子
左が三女・川井優梨子さんです。
三女の川井優梨子さんは、次女・川井友香子さんと年子だそうですよ!彼女もまた、レスリングをしていましたが、現在はやっておらず社会人として勤めているのだとか。
三女・優梨子さんもジュニア時代には、優秀な成績をおさめていました!
2011年全国少年少女選抜選手権36kg級・・・2位
2012年ジュニアクイーンズカップ(中学の部)37kg級・・・3位
これから伸びることが期待されていたかもしれないのに、やめてしまったのは残念です。しかし、苦しい練習や試合でのプレッシャーを知っているので、もしかしたら2人の姉のサポートをしているのかもしれませんね。
川井梨紗子さんのTwitterや川井友香子さんのインスタでは、仲の良い姉妹の様子が分かりますよ!
仲の良い3姉妹に見ていて心がほっこりしますね!
川井梨紗子と家族のレスリングエピソードが笑える
川井梨紗子さんと妹・川井友香子さんとの間にこんなエピソードがありました!
NHKの取材で、姉妹の印象について聞かれた時のことです。それぞれの印象について2人はこのように述べています。
妹・友香子選手) 姉はオンとオフをしっかり切り替えられる。集中する時は集中すると決めて、うまく時間を使っているなと思います。オフの時は本当に「女子」って感じですが、オンの時は「怖め」です(笑)
姉・梨紗子選手)妹は私と真逆。友香子は常にコツコツ努力を積み重ねて、常に頑張っているイメージがあります。オンとオフの差は、あんまりないですかね。お互いの性格的に、それぞれやり方が合っているのかなと思います。
NHK サタデースポーツ
意外にも正反対なんですね!また、こんなエピソードもありました。
姉・川井梨紗子さんは幼い頃からスポーツが好きでしたが、妹・川井友香子さんはスポーツが嫌いでお家の中で遊べる手芸などが好きだったそうなのです。しかし、家族がレスリングの練習で家を空けてしまうと、自分1人になり寂しいからと自分もレスリングを始めたそうですよ!
一時はレスリングをやめたいこともあったのですが、姉・川井梨紗子さんの頑張っている姿に胸を打たれて今日まで続け、共にオリンピックを目指して切磋琢磨してきたと言います。
仲の良い姉妹ですが、練習は「ケンカになるから」という理由で一緒にしないのだとか。身内だからこそ、熱が入り過ぎてしまうのかもしれませんね。
そんな姉妹の夢は「2人で金メダルをとること」。オリンピックでの活躍に期待しましょう!